きっかけ。

2018/01/04　writer：シュンスケ

2018年1月現在で25歳の私ですが、サッカーと出会ったのはおよそ11年前の2007年。当時の私は14歳。この1年前の2006年にドイツW杯があったのだが、その時はまだサッカーに対する熱はなく、ニュース番組で結果を知るほどだった。今思うと、あと1年早くサッカーを好きでいたかった。なんて感じることもある。

そしてドイツW杯が終わった翌年、2007年のとある日。3つ歳上の兄が友達から借りてきた“ウイニングイレブン”という有名なサッカーゲームを片手に、私の部屋に入ってきた。

「友達からウイイレ借りてきたからやろーぜ」

当時サッカーに興味はなかったが、暇だったのでやってみることに。ルールはなんとなく知っていた。オフサイドを除いて。

初めて使ったチームはクリスティアーノ・ロナウドが所属していたマンチェスターユナイテッド。チームパラメータが高かったから。という理由だけで選択した。それから何試合かプレイしていくうちに、ゲームの中のサッカーではなく、本物のサッカーを見てみたくなった。その時は動画サイトなどで、世界トップクラスの試合のハイライトばかりを見ていたのだが、地元のテレビ局を見ていて、“ヴァンフォーレ甲府”の存在を知った。ただ、中学2年生の私にはチケット代が少し高く感じたし、何よりヴァンフォーレ甲府のホームスタジアムである小瀬までは、車で1時間程かかる距離に住んでいるため、なかなか生観戦する機会がなかった。

それから2年、高校1年生になった。どんなきっかけだったかは忘れたのだが、初めて観戦する機会が訪れる。当時のリハビリの先生が誘ってくれた。そしてせっかくならと、サッカー経験者の同い年の従兄弟も誘った。

初めて観戦した試合はヴァンフォーレ甲府vs横浜FC。横浜FCにはキングカズが所属しているということもあり、ヴァンフォーレ甲府の知識がなかった私でも、その試合は楽しみだった。結果的にカズは出場しなかったのだが…。

試合前に選手がサインボールを客席に投げるのだが、そのサインボールがなんと足元に転がって来たのだ。久野純弥のサインボール。全く知らない選手だったが、なんだか嬉しかった。

試合結果は覚えていないが、生で観たサッカーは、ゲームでやるサッカー、動画で見るサッカーとは全く違った。とにかく応援の迫力が凄かった。試合自体はテレビの方が見やすいんじゃないかって思ったけど…。今となれば、試合自体も生の方がテレビには映らない選手達の駆け引きが見れるから面白い、と感じる。

こんなことをきっかけにサッカーが大好きになり、今では海外サッカーもJリーグも、もちろん代表戦も観戦する。車椅子で生観戦はなかなか厳しいので、ほとんどがテレビ観戦。もちろんサッカーゲームも未だに大好き！ウイイレではなくFIFAになってはいますが笑

皆さんも、サッカー仲間にサッカーが好きになったきっかけを聞くと、面白いかも知れませんね。