2018ヴァンフォーレ甲府Ｍｙ選手名鑑Vol.３

2018/09/25　Writer：リセル　Photo：Ken　Special Thanks：モカ

在籍６年目、安定の人気を誇る茶目っ気あふれる選手。サポーターからの愛称は「はしくん」「はっしー」。「ＶＥＮＴめし」では毎回笑いを取りに行き、サポーターに対してもサービス精神旺盛かつ愛嬌があり愛されている。2016年と2017年の山梨県国民健康保険団体連合会のＣＭに起用されており、ドメサカブログには「ヴァンフォーレ甲府ＤＦ橋爪勇樹がレーザービームでＵＦＯを破壊」という一見意味の分からない見出しで取りあげられた（詳細はこちらを参照）。

昨季途中に加入したものの、出場は途中出場の１試合のみでその後は怪我で登録を抹消されていた。しかし再契約を果たした今季は大活躍し、チームの得点王に君臨している。性格は明るく陽気で、Instagramによく自分の写真やゴールシーンを載せる。周囲に気を配ることができ、自分よりチームメイトを称えるコメントが多い。ゴールを決めた後、その日が誕生日だった籏崎慎司副務のところに真っ先に駆け寄って祝福するなど、言動の端々に性格の良さがにじみ出ている。

今季夏に加入したウィングバック。サンフレッチェ広島在籍時はＪ１優勝も経験している。子どもにとても優しく、ホームゲームでカメラマンの職業体験をしていた子どもの帽子の中にサインボールを入れて渡したり、試合後出待ちをしていた子どもにサインを求められた際、サインをしながら「負けちゃってごめんね。今度は勝つからね」と言ったりと、子どもも周りの大人もほっこりさせた。

ＧＫというポジション上、出場機会が少ないものの、出場した際には他の二人のＧＫと遜色ない高いパフォーマンスを見せる。大阪府出身で関西系のノリ。選手会長も務めている。サポーターに対しても明るく気さくに接する。今年の二次キャンプの映像では、岡西選手と仲の良い堀米勇輝選手が、窪田良選手を「イケメン」と連呼し撮影していたところ、「俺の方がイケメンや！」と必死に主張していた（年下の堀米選手に「お前はイケメンじゃねえ」と言われていた）。

甲府ユースから昇格した生え抜き選手。2016年には年代別の日本代表にも選ばれ、昨年はトップチームに２種登録されルヴァンカップにも出場していた。ただ今年は出場機会がほとんど無く、甲府ユースの価値を示すためにも奮起に期待がかかる。強化指定選手で来季の加入が内定している中山陸選手を除くとチーム最年少であり、昨年までチーム最年少だった森晃太選手の子分だそう。

大学卒業後、アルビレックス新潟シンガポールを経て日本に帰ってきたＤＦ。イケメン選手権のキャッチフレーズ「癒し系長身ワンコ」の通り、犬のようなほんわかとした雰囲気。笑うと目が細くなり笑いじわができる。リーグ戦ではなかなか出場できていないが、今季スタメン出場した試合は全てＪ１相手の試合で、その実力をいかんなく発揮している。今年活躍と成長が著しい「９４年組」の一人なので、リーグ戦でも活躍を見たいところ。

山梨県南アルプス市出身の大卒ルーキー。今季の一次キャンプで練習生として参加し、その後正式契約を果たした。空中戦の強さは無類で、今年のルーキーの中で一番活躍している。ノリが良くお調子者。得点後のパフォーマンスは、片手を水平にして額に当て、ベンチの方まで横走りする「今津ポーズ」で、これは子どもやマスコットのヴァンくんも真似をするなど人気を博した。勝利後のお立ち台でチャントに合わせて一人で踊るなど、度胸も持ち合わせている。

ルーキーイヤーの昨年夏に横浜Ｆ・マリノスからレンタル移籍、その後レンタル期間を延長し、今年も甲府の選手として戦う。左ウィングバックを務め、セットプレーを蹴ることもあるレフティーで、活躍と成長が著しい「９４年組」。若手ながら落ち着いたトーンで話し、試合中も感情的になることは少ない。日本体育大学出身で、名物の「エッサッサ」をマリノス在籍時の「デジっち」でも、甲府移籍後の「ＶＥＮＴめし」でも披露した。

他のクラブ（Ｊ１含む）との争奪戦を制し、来季の甲府加入が内定した強化指定選手。２１歳以下の選手をスタメンに一人入れなければならないルヴァンカップにおいて今季デビューし、デビュー戦でいきなりゴールを決めた超有望株。その後の試合では相手に徹底的にマークされ、思うようなプレーが出来なかったものの、今後の活躍に期待がかかる。

昨季一次キャンプで練習生として参加し、その後正式契約を果たした。「マムシの祥平」の二つ名の通り、しつこく相手に食らいつき、ガツガツとボールを獲りに行くプレーはすぐに甲府サポのハートをがっちり掴む。契約満了になった前所属チームのガンバ大阪でもサポーターから愛されていた。今季途中に負傷し、３ヶ月戦列を離れていたものの復活。足元がずば抜けて上手い選手という訳ではないが、気迫あふれるプレーにホームゲームでは拍手が巻き起こることも。

高校卒業からルーマニアでプレーし、今季夏に初めてＪリーグにやって来たボランチ。ルーマニアのクラブを３部から１部に引き上げた昇格請負人。Ｊデビュー戦となったルヴァンカップ柏戦では安定したパフォーマンスを見せ、また得点を挙げた選手と抱き合って喜んでおり、早くもチームに溶け込んでいる。

今年４月末で解任された吉田達磨前監督の後任。前線からプレッシャーをかける攻撃的サッカーを得意とする。勝利後の記者会見でのお決まりの台詞は「選手達はよくやってくれました」。上野監督の顔とその台詞を入れたゲーフラを作ったサポーターもいる。練習中も選手を褒めることが多く、立ち居振る舞いは穏やかだが、勝ちにこだわる姿勢を見せる負けず嫌いな一面もある。

以上、甲府の全選手と監督を紹介した。

知識不足で至らない点もあると思うが、ここまで読んでくださった方に最大級の感謝を。これを読んで、甲府サポの方は甲府がより好きになっていただけたのなら、初心者の方や他クラブのサポーターの方は少しでも甲府に興味を持っていただけたのなら、これほど嬉しいことは無い。

シーズン終盤、最後まで楽しみつくそう。