Jサポに聞いた!選手・マスコットの「カッコいい!」ポイント

2018/05/10 Writer:リセル Illust:もえはる

シーズン序盤戦が終わり、このままの順位を保つため、またはここから巻き返すため、よりいっそう応援に熱が入る季節となりました。

終盤戦ほどの一喜一憂は無いものの、やはり勝てば嬉しいですし、負ければ悔しい。特に負けた時はテンションが一気に落ちます。

私はそんな時、試合とは直接関係の無い「選手・マスコットのカッコいいポイント」を思い出して元気を出しています。言ってしまえば現実逃避ですが、また応援を頑張ろうという気持ちになれます。

そこで、皆さんはどんなところを「カッコいいポイント」だと感じているのかな?と思い、この記事を書くに至りました。

今回はJリーグサポーターの皆さんが感じる「カッコいいポイント」を事前にTwitterで募集し、多くの方からご回答をいただきました。

選手編、マスコット編、番外編があります。早速見ていきましょう。

 

 

選手編

 

◆笑顔!

(甲府サポ・女性)

 

笑顔はどんな選手でも間違いなくカッコいいですね。ゴール後、勝利後、練習の場でもいつでもどこでも笑顔は最高です。見ている私達も本当に幸せな気持ちになります。

 

 

◆ゴール後に薬指にキス、または応援している彼女の方を向いて合図する姿!

(甲府サポ・女性)

 

ゴールを決めた既婚者の選手が、結婚指輪をはめる左手の薬指にキスをする、お馴染みのゴールパフォーマンス。奥様への感謝や愛を伝えるこのパフォーマンスは、サッカー観戦が好きな人なら誰もが一度は見たことがあるのではないでしょうか。

観客席で応援している彼女がいる方向へ合図をするというのもそうですが、奥様や彼女への愛を表現する姿は男らしくてカッコいいですよね。

 

 

◆ユニの裾をパンツにinする選手、好きです!背中側のスポンサーの所が隠れないようにちょっとはみ出させる所が萌えポイント。

(甲府サポ・女性)

 

大抵の選手はユニの裾は外に出していますが、ゲームパンツにインする選手もいますよね。有名選手だと鹿島アントラーズの金崎夢生選手などが該当します。選手のこだわりを垣間見ることが出来ます。

2016シーズンから背面下部(腰の辺り)にもスポンサーが付くようになって、ユニイン派の選手は背面下部のスポンサーロゴをはみ出しつつインするようになりました。

そういった姿は、スポンサーを尊重し配慮する気持ちの表れ。ちょっとした優しさにときめきます。

 

イラストでアンケートに回答してくださいました。選手のこういったこだわりは、選手本人としてはジンクスという意味もありますが、サポーターとしてはファッション性も感じ取ることができます。

また、同じチームの選手は当然ながらユニフォームなど服装は皆同じです。しかしその画一的な服装の中にも選手それぞれの個性が見られるのが嬉しいのです。アイドルやアニメキャラが同じような服装をしていても、それぞれどこかしら違う箇所があるのと同じです。それぞれの違い自体に深い意味は無いですが、「他の人と違う個性」というところにもときめくという訳です。

 

 

◆選手たちのメンタルです。鹿島イズムは老若男女問わず参考になることがとても多いです。「今がいい状態じゃなくても耐えてチャンスを狙う」というのは特に汎用性が高い気がしますねー。

(鹿島サポ・女性)

 

毎年のようにJ1の優勝争いを繰り広げる鹿島アントラーズ。日本代表に選出される選手も数多くいますよね。

そんな鹿島のサポーターさんが感じるカッコいいポイントは「選手たちのメンタル」。常勝軍団と呼ばれる鹿島の選手のメンタルはかなり強靱なものでしょうし、苦しい状況でも虎視眈々とチャンスを狙う姿はさすが常勝軍団という感じでカッコいいです(対戦相手としては非常に厄介ですが)。

またその強靱なメンタルから培われた「鹿島イズム」は、誰にとっても学ぶべきところが沢山ありそうです。

 

 

◆エデル リマ(甲府)が縦に上がった時ですね。ボールを持っていても、持っていなくても何かを起こしてくれると思ってます。

(甲府サポ・男性)

 

甲府のDFエデル リマは、最終ラインからでもボールを持つとドリブルで駆け上がります。独特の間合いで相手をどんどんかわし、時に抜群のスピードで相手を抜き去っていきます。

甲府に限らず、「何か起こしてくれそう」とわくわくさせてくれる選手っていますよね。相手をドリブルでひょいひょいとかわしたり、スピードに乗って相手を置いてけぼりにしたり、ミドルやロングシュートを放ったり。スタジアムがわあっと一斉に盛り上がる、ファンタジスタやスピードスターのプレーは見ているだけで興奮します。

 

 

◆「闘志溢れる中にも相手を尊重するフェアプレー精神」がカッコいいと思います。

(甲府サポ・男性)

 

サッカーというとどうしてもガツガツとした激しく荒々しいイメージが付いてまわりますが、対戦相手を気遣う場面も数多く見られます。

後々語り継がれるような素晴らしいエピソードが起こることもありますが、そうでなくてもプレーが一時中断した時、倒れている相手に手を差し伸べて起こしてあげて、その後少し会話をかわしてからそれぞれのポジションに戻るなど、ちょっとしたフェアプレーな行動はかなり多く見ることができます。

バチバチ戦っている間でも相手を思いやる優しさに、カッコ良さを感じますよね。

 

 

◆選手達の「人間らしさ」「人間臭さ」「人間力」に惹かれます。どんな人も個性があり違いがあります。そしてどんな人も強さと弱さを持っています。そして努力することで困難を乗り越えようとする姿が好きです。

(甲府サポ・男性)

 

◆理想の姿というより、等身大の自分(調子いい!と思ったら大コケする所とか)な感じが背伸びし過ぎず好きだし、共に成長したいなって思いますよ!

(FC東京サポ・女性)

 

世間ではプロスポーツ選手というだけで、「人間離れしている」、「普通の人間とは違う」というイメージが付きがちです。ただ、どんな選手にもそれぞれ強さと弱さがあります。その弱点を突かれたり、そうでなくとも試合中ミスはしますし、勝敗を分かつ大ポカだってたまにします。そこに私達は「人間らしさ」を感じます。等身大の姿としてより身近に感じられ、深く共感できます。

また、懸命に努力する姿というのも共感を呼びます。Jリーガーは華やかな職業ですが、その裏の地道な努力を知るとまた人間らしさを感じ、親近感と同時に憧れや尊敬の念も抱き、よりいっそう選手の魅力が深まりますね。

 

 

マスコット編

 

◆マスコット、大体全部前向きで元気な所かなー。かっこいい所は、ちびっこや皆のお手本な所ですかね。可愛い所はしぐさや動作。

(甲府サポ・女性)

 

◆しぐさが可愛かったり、クラブを心から愛しているといってもいいと思います。

(甲府サポ・男性)

 

マスコットはそれぞれ仕草や動作が違い、元気全開なマスコットもいれば、動作がゆっくりな癒し系もいますし、女の子マスコットでもおてんば系もいればおしとやか系もいます。それでも全マスコットに共通しているのは、クラブの成績が悪い時や試合に負けた時でも、マスコットはいつでも前向きで元気で明るいということです。そういう姿に私達は癒されたり、元気をもらえたりします。

また、いつもポジティブで、そしてクラブを心から愛しているマスコット達に会うと、サポーターである私達も「クラブを真に愛するとはどういうことなのか」と考えさせられます。まさにサポーターのお手本です。

 

 

◆ドロちゃんはもう天使!すごくサービス精神旺盛で、食いしん坊キャラの瓦斯サポに準じて食いしん坊だし、かと言ってクールにダンスとか決めちゃう感じが最高!

(FC東京サポ・女性)

 

FC東京のマスコット、東京ドロンパ。筆者は直接会ったことはないのですが、ゼロックスのマスコット総選挙結果発表やFC東京サポさんの動画ツイートを見ていてもとにかくよく動き、元気いっぱいなマスコットだなあ、という印象でした。サービス精神旺盛で食いしん坊な元気キャラがクールにダンスを決めるのは、ギャップもあって最高にカッコいいですね。マスコット総選挙で常に上位にランクインしているのも頷けます。

 

 

◆ヴァンくんの仕草全般、サービス精神。留守になったボールボーイの椅子に座ってコケて見せたり、次何をしてくれるかというワクワク感

(甲府サポ・男性)

 

◆ヴァンくんがひざまずいて挨拶してくれた時、萌え~。ヴァンくんの牙。

(甲府サポ・女性)

 

◆ヴァンくんの昭和ギャグが大好きです。コマネチ、あほの坂田、若者にわかるのかといつも思っています。

(甲府サポ・女性)

 

◆可愛くて元気な所ですね。なんでもその場のノリでやっちゃうからアドリブ力が半端ない

(甲府サポ・男性)

 

ヴァンフォーレ甲府の男の子マスコット、ヴァンくん。とにかくひょうきんで見ている人をいつも笑わせてくれます。たまに動きが昭和っぽかったりドジを踏んだり、でもサポーターに対してはすごく紳士です。

ちなみに「ヴァンくんの牙」について、ヴァンフォーレのホームゲームの際、甲府駅のシャトルバス乗り場で配られる新聞「バス小瀬新聞」の編集長さんによりますと、以前「ヴァンくんの癒されるところ」でアンケートを取ったところ、「ヴァンくんの牙が癒される」というご意見が多かったとか。牙はヴァンくんが上を向いた時によく見えます。正面とまた違った表情が見られますので、注目してみてください。

 

 

◆フォーレちゃんの仕草全般!って言うか存在が萌え~です。

(甲府サポ・女性)

◆フォーレちゃんのちょっと内側に入った膝の角度が大好き!あぁ女の子だなぁっていつも思います。

(甲府サポ・女性)

 

ヴァンフォーレ甲府の女の子マスコット、フォーレちゃん。ひょうきんなヴァンくんに対し、フォーレちゃんはおしとやかで乙女なキャラです。ガッツポーズをする時やサポーターとハイタッチする時など、少し膝を内側に曲げてしなを作る動作は女の子らしさ満点。

「かわいいね」と言うと目に手を当てて恥じらう姿もまたかわいいので、ぜひ言ってみてください。

 

 

◆いろんな服を着こなすことができるファッションセンスでしょうか。

(仙台サポ・男性)

 

ベガルタ仙台のマスコット、ベガッ太。マスコット総選挙では2013年と2016年に第1位を獲得しています。

そんなベガッ太さんのカッコいいポイントは「ファッションセンス」。回答者の仙台サポさんからお寄せいただいた画像を見ると、確かにフォーマルからカジュアルまで、違和感無く何でも着こなしていますね。特にTシャツとジーパン姿で佇むベガッ太さんが、味があって個人的に好きです。これからもどんなファッションを着こなしてくれるのか、すごく楽しみです。

 

 

番外編

 

◆自分が住んでいる所のスタジアムはもちろん、主にアウェイになる他地域のスタジアムに行って感じる空気の違いや風景を見るのが好きです。 自分にとっては小瀬の中から見える山々の景色が最高にカッコいい! ちょっと泣きそうになるぐらい今、見たい気分です。 (甲府サポ・男性)

 

山梨県外在住の甲府サポさんからこのご回答をいただきました。私自身、このご意見がすごくよく分かります。アウェイ遠征は観光やスタジアムグルメももちろん魅力的ですが、スタジアムに行ってその土地の空気の違いや風景を感じるのもまた「遠くアウェイの地に来たぞ」という実感が湧いて好きです。

また、小瀬(山梨中銀スタジアム)からは山梨を囲う甲斐の山々が見えるのでそれも好きです。甲府に限らず、どこのクラブのサポーターさんもホームスタジアムのイチオシポイントがあるのではないでしょうか。アウェイサポーターだからこそ見つけられるスタジアムの魅力、ホームサポーターが知っているとっておきの魅力、どちらも大切にしていきたいですね。

 

 

以上、皆さんが感じる「カッコいいポイント」でした。

私はアンケートを集計し執筆しながら、「皆さん細かいところまで本当によく見ているな~!」と一人で感心しきりでした。そして、皆さんそれぞれのクラブ愛や選手愛もひしひしと感じました。ご回答いただいた皆さん、本当にありがとうございました!

見逃してしまいがちな小さな魅力を意識して感じてみると、新しい楽しさがありますし、クラブや選手やマスコット、そしてJリーグをもっともっと好きになれます。

この記事がサポーターライフをより充実させるきっかけになれば幸いです。

Writer:リセル

ヴァンフォーレ甲府とミサンガ作りと文章を書くことが好きな自由人。「Jサポライター部」、Jリーグのハンドメイド作品が集まるサイト「Jサポハンドメイド部」、両サイトの管理人をやっています。まだまだJサポ歴が浅いので、Jリーグのことをもっと知りたいです。