2018/01/14 writer:フランスパン
靴箱やロッカーの数字を、好きなサッカー選手の番号に選んだ事ってありますか?
たまたま空いていると嬉しく思うこと、あると思います。
そんなサッカーが溶け込んだ生活。
何年か前の話ですが、私が学業の一環で子どもたちと触れ合う機会がありました。
一緒に給食を食べていた時の話です。
たまたま横にいた4歳くらいの男の子がヴァンフォーレの服を着ていました。
好きなサッカー選手を聞いてみると、
「オミくん!!」
純粋で嬉しそうな笑顔。彼が山本選手の事が大好きなことが伝わってきました。
その後も子どもたちと楽しく話をしながら食事をしていきました。
給食を完食した子どもからデザートを食べる決まりがあり、食べ終えた子からデザートのヨーグルトを食べようと、ヨーグルトの蓋の先に書かれた数字を見ていきます。
「1ばん!」「わたしは5」「いいな〜」
隣の彼は「3番だ〜」と数字を確認したものの、ヨーグルトに触れていません。
見ると、お皿にグリンピースがきれいに残っていました。
「グリンピース嫌いなの?」
「うん……。」
「そっかー。じゃあね…」
私は他の子に聞こえないようにこっそり話しました。
「私のヨーグルト、4番でオミくんだったんだ!グリンピース食べたら《こうかんこ》しよ!」
すると彼の顔にまた笑顔が。
「わかった!食べるからまってて!」
今まで手をつけていなかったグリンピースを1度に食べきりました。
そして約束の交換。
「やった!オミくんだ!!!」
大喜びでヨーグルトを食べる姿がとてもかわいらしかったです。
サッカー選手は子どもにとって、大人では想像つかないような色々な場面で力を貸してくれる、ヒーローである事を改めて感じました。
これからも選手1人1人が素敵なヒーローであり続けて欲しいと思います。
Writer:フランスパン
ヴァンフォーレを応援しています。推し選手の試合など観たい試合があればどこにでも行きたくなる旅人。お仕事するのはグッズと遠征費のため。(笑)