2018ヴァンフォーレ甲府Ｍｙ選手名鑑Vol.１

2018/09/25　Writer：リセル　Photo：Ken　Special Thanks：モカ

2018シーズンの試合も残り少なくなってきた。

気候も涼しくなり、優勝争い・残留争い・昇格争いが佳境を迎えた今こそ、サッカー観戦にはうってつけの時期だ。

しかし、サッカー観戦初心者にとっては「ルールも選手もよく分からない……」という人も多いと思う。

そんな折、愛媛ＦＣサポーターのモカさん（Twitter：@shisyuito）が初心者向けに愛媛ＦＣの選手を紹介する、選手名鑑を作り上げた。

愛媛ＦＣの選手をほんわかとしたイラスト付きで愛とユーモアを込めて紹介している。サッカー初心者も他クラブのサポーターも思わず愛媛ＦＣを好きになってしまいそうな作品だ。

もっとじっくり見たい、印刷して持ち歩きたい、という方はＰＤＦファイルもあるのでぜひダウンロードしてほしい。

この作品を見て、私も「甲府バージョンを作りたい……！」と思い、早速モカさんに連絡をしたところ、快く了承してくださった。

モカさんの作品の冒頭にもあるように、選手のことを少しでも知れば初心者でもより楽しく観戦することが出来る。また、甲府以外のクラブの応援する人にも、甲府のことを少しでも知ってほしい、という思いもあって今回甲府バージョンを作った。

モカさんの作品には遠く及ばないが、私なりの愛を込めたヴァンフォーレ甲府の選手名鑑、ぜひ読んでいってほしい。

なお、この記事に掲載した写真は全てKenさん（Twitter：@hk11ks5kt10）が提供してくださいました。「『イケメンＪリーガー選手権』には載らないヴァンフォーレ甲府のイケメン達」に続き、素敵な写真を使用することを再び快諾してくださったKenさん、本当にありがとうございました。

Ｊ２降格が決定した昨年オフに北海道コンサドーレ札幌からオファーを受けるも、甲府に残ることを決めた守護神。冷静で飄々としているが、Ｊ１残留が掛かった大一番で終了間際に劇的な決勝ゴールを挙げた試合では、ピッチの反対側にいるにも関わらず、得点者に駆け寄ってゴールを喜んだ。同じくＧＫの岡大生選手とは仲が良いらしく、日々の練習風景を伝える広報のコーナーにたまにお揃いコーデを載せられている。

今季新加入で開幕スタメンを果たしたウィングバック。守備に攻撃にサイドを全力で駆け、時には豪快なゴールも決める。妻子がおり、Instagramにたまに登場する息子さんはとても可愛い（そしてかなりの父親似）。息子さんを可愛がるイクメンでもある。県内のショッピングモールで開催されたトークショーに出た際には、真面目かつ理路整然と答えていた。今津佑太選手とは高校・大学時代の先輩後輩にあたる（湯澤選手が先輩）。

甘いマスクが特徴的な通称「ビョン様」。開幕スタメンを勝ち取り、その後数試合はスタメン出場を果たしていたものの、その後はベンチメンバーにすら入れない時期が続いた。しかし、ルヴァンカップ柏レイソル戦で柏の強力な攻撃陣相手に善戦し、リーグ戦のスタメンにも復帰した。韓国人ながら日本語は難なく話すことができ、通訳無しで日本人選手とコミュニケーションが取れる。

甲府在籍１６年でチーム内最年長、１０年連続でキャプテンを務める「闘将」。選手やサポーターからも「オミ」「オミさん」と呼ばれている。サッカーに関しては厳しいが、それ以外では優しく面倒見が良い。ちなみにキャプテンマークは袖のスポンサーが隠れないように必ず右腕に付ける。元甲府の選手の中にも山本選手を尊敬している選手は多い。いつも冷静だが、今季はゴール後や勝利時にテンションが上がってはしゃぐ様子も確認できる。

今季新加入のボランチ。リーグ戦では出場したりしなかったりだが、前年の富山ではキャプテンを務めており、甲府でもカップ戦では年上選手もいる中キャプテンマークを付けることもある。目力が凄まじく、甲府公式が開催したイケメン選手権では「魅惑のクリスタルアイ」というキャッチフレーズが付くほど。礼儀正しくファンサービスもとても丁寧。同じポジションの小椋祥平選手を尊敬しており、ボランチでコンビを組むこともある。

守備的なポジションに居ながら独特のドリブルでゴールへと駆け上がる攻撃的なＤＦ。2017シーズンに加入し大活躍したが甲府は降格、引き抜きが心配されたがチームに残り甲府サポを一安心させた。感情をあまり表に出さないが、広報のカメラにはたまにポーズを取ってくれる。甲府の海野一幸会長が毎年持ってくる桃の差し入れに最初は「いらない」と言っていたが、一口食べたところ「持って帰る」と言い、それから山梨の桃がお気に入りになった。

甲府ユース時代から「甲府の至宝」と呼ばれていた逸材。甲府一筋１７年「ミスターヴァンフォーレ」で昨年引退した石原克哉さんの背番号７を今年受け継いだ。サッカー選手としては小柄だが、左足から繰り出される正確なキックが武器。熊本、愛媛、京都での武者修行を経てより磨かれた。７番を背負う覚悟の表れか、今季は副キャプテンも務めており、頼もしさがより一層増している。私生活では幼い息子さんを可愛がるイクメンでもある。

甲府在籍６年目の副キャプテン。髪色が頻繁に変わるが、性格は真面目でしっかり物事を見ている。サポーター感謝デーでは、同い年の畑尾大翔選手（現・大宮アルディージャ）と息ピッタリの漫才を披露したり司会を務めたりしていた（司会を務めた2017年はミニスカサンタ姿だった）。2017年の年末に行われたトークショーでは「甲府の顔と呼ばれるような選手になりたい」と話しており、甲府愛も十分。今季は怪我で出場機会が少ないが、完治したら早く活躍を見たい。

今季夏に加入したＦＷ。目立った活躍はまだ無いものの、ポテンシャルの高さを感じさせる。一時期「外国人ガチャ」と呼ばれるほど外国人選手の入れ替わりが激しかった甲府だが、今季はジエゴ選手含めそういった心配は無さそう。加入直後から「イケメン」と甲府サポの間で話題となった。

甲府ユース出身だが高校卒業でトップチームに上がれなかったため、日本体育大学に入学し部員３００人の中からエースストライカーになるまで成長。見事甲府のトップチーム入りを果たした。大学時代、寮の部屋の壁に「甲府に戻る」と書いた紙を貼っていたという甲府愛溢れる選手。ただプロ１年目の今季はなかなか出場機会に恵まれず、ここまで無得点。甲府サポは活躍を信じ待ち望んでいるため、武器となる裏への抜け出しを磨き、早くゴールを挙げてほしい。

外見はインパクトがあるが、性格や立ち居振る舞いはとても穏やか。特徴的な髪型については2016年のインタビューで「次にどんな髪型にすればいいのか、５年くらいずっと悩んでいる」と話していた。千葉を契約満了になりトライアウトを経て2016年に甲府に加入。その年はリーグ戦全試合に出場しチームトップタイの得点を挙げ、フェアプレー賞も受賞した。2017年は無得点だったものの、今季は天皇杯で３得点。徐々に復調してきている。

今季夏に加入したボランチ。甲府サポからは「フェフ兄さん」と呼ばれている。ルヴァンカップ柏レイソル戦では、小出悠太選手がシュートを打ってフェフージン選手の背中に当たり甲府が先制点を挙げた際、小出選手に思いっきり乗っかって無邪気に喜んでいた。秋山拓也選手のInstagramのストーリーでも、カメラに向かって陽気にポーズを取る姿も確認でき、すっかり甲府に馴染んでいる。